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同軸コネクタ(coaxial connector)とは

コネクタ

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同軸コネクタ(coaxial connector)とは同軸ケーブルと装置(電気器具)を接続するための部品です。高周波(RF)製品に使用されます。

コネクタの形状は国際規格で決まっており、同じ種類のコネクタであれば異なるメーカーでも接続できます。
基本的に接続部は、オスとメスの形状になっており、それぞれの名称をプラグ(オス)、ジャック(メス)と呼びます。

同軸ケーブルと組み合わせて使用されるコネクタには、使用する周波数帯やインピーダンス特性により複数のタイプがあります。

同軸ケーブルは、電気通信に使われる被覆電線の一種です。高周波(RF)製品に、以下のような目的で使用されます。
1. TV受像機や無線機と、アンテナとを繋ぐ【給電線用】として使用
2. 計測機器や音声・映像といたった【信号の伝送用】として使用
3. 高周波信号の伝送を中心とした【機器内部の配線用】として使用

送信側から受信側へ効率よく高周波信号を伝送するには、ロスを最小にして反射を生じさせないようにする必要があります。
そのため同軸ケーブルは、不平衡接続である、外部への電磁波の漏れが少ない、ある程度の柔軟性がある、といった特徴があります。

また、反射を生じさせないためには、機器同士のインピーダンス特性が同じであることはもちろん、
同軸ケーブル・コネクタのインピーダンスも一致して、整合が取れている状態が望ましいです。

特性インピーダンスが特に指定されないようなものは「シールド線」として「同軸ケーブル」とは区別することもあります。

同軸ケーブル 詳細ページへ

同軸コネクタは、プラグ・ジャックそれぞれを同軸ケーブルに取り付け、
同軸コネクタ同士をプラグ・ジャックで嵌合させることにより、信号伝送が可能となります

ケーブルへの取付方法に関しては、対象製品全てで「ケーブル取付図」をUPしておりますので、そちらをご参照ください。

同軸ケーブルの基本構造
同軸ケーブルの基本構造
同軸コネクタの周波数帯域

オス開口部とメス開口部で、中心コンタクト同士を接続させることを、「嵌合」するといいます。
機能分類ごとの嵌合組み合わせは、以下の通りです。
同軸コネクタの機能分類

基本的に、オス開口部にはオス中心コンタクトが使われ、メス開口部にはメス中心コンタクトが使われます。
プラグとジャックは、それぞれ中心コンタクトが同軸ケーブルの芯線と半田付け(一部製品は圧着)しています。

中心コンタクトとケーブル芯線を半田付け

オス中心コンタクトを半田付け

オス中心コンタクトを半田付け

メス中心コンタクトを半田付け

メス中心コンタクトを半田付け

中心コンタクトとケーブル芯線を圧着

オス中心コンタクトを圧着

オス中心コンタクトを圧着

メス中心コンタクトを圧着

メス中心コンタクトを圧着

◎専用工具が必要だが、施工効率は良い

豆知識:リバースタイプとは

海外製の無線通信機器では、リバースタイプが存在します。
プラグでメスコンタクト、ジャックでオスコンタクトが採用され、通常と逆となります。

ケーブルの取付時の接線方法には、大きく以下の3種類があります。

締付

コネクタボディがシェルと締付金具に分かれている。ケーブルがボディに入った状態で締付金具を挟み、スパナで締め付ける。
◎専用の工具は不要。ケーブルが長い場合、締付タイプは安心。
△圧着タイプより高価

オス中心コンタクトを圧着

矢印.png
メス中心コンタクトを圧着

スパナで締め付ける

圧着

コネクタボディがシェルとスリーブに分かれている。ケーブルがボディに入った状態でスリーブを挟み、圧着工具で締め付ける。
◎締付タイプより安価で、接線も簡単。
△専用の圧着工具が必要。ケーブルが長い場合、圧着が甘いと抜けやすい。

オス中心コンタクトを圧着

矢印.png
メス中心コンタクトを圧着

専用工具で圧着

半田

通常の同軸ケーブルではほぼないが、セミリジッド・セミフレキなどに取り付けるコネクタは、半田付けとなる。

各機能分類ごとに、様々な形状の製品をラインナップしており、利用シーンに応じて使い分けて頂いております。
以下、代表的な形状です。

前述した通り、同軸コネクタは同軸ケーブルと装置を接続するための部品です。
装置の大きさや設置場所、使用周波数帯に応じて、同軸コネクタの選定をして頂きます。
以下、製品用途例に応じ、よく使われる同軸コネクタの種類を記載致します。

テレビアンテナ・テレビ

テレビカメラ・監視カメラ

防災無線

携帯向け移動体通信基地局

無線通信機器・測定器

LTEルーター・小型通信機器用

アマチュア無線機器