1. 高周波同軸コネクタの製造・販売 株式会社トーコネ
  2. 同軸ケーブル(coaxial cable)とは

同軸ケーブル(coaxial cable)とは

同軸ケーブルは、電気通信に使われる被覆電線の一種です。
高周波(RF)製品に使用されます。
特徴・特長として、不平衡接続であること、外部への電磁波の漏れが少ないこと、ある程度の柔軟性があること、などがあります。
なお、特性インピーダンスが特に指定されないようなものは「シールド線」として「同軸ケーブル」とは区別することもあります。
同軸ケーブルと組み合わせて使用されるコネクタには、使用する周波数帯やインピーダンス特性により複数のタイプがあります。

断面は円形状となっており、一般的には、中心から以下の4層で構成されている。
 内部導体:中心部に位置する銅線。電気信号を伝送する銅線。
 絶縁体:内部導体の周りを囲む絶縁層。
 外部導体:絶縁体の外側を囲む編組、網線。伝送時にグランド・アースの役割を担い、外部への信号漏洩や外部からの電波の侵入を防ぐシールド効果がある。
 外部被覆:ビニル/保護被覆ともいわれるジャケット。

特性インピーダンスが特に指定されないようなものは「シールド線」として、「同軸ケーブル」とは区別することもあります。

同軸ケーブルの断面

豆知識:ケーブルの種類

外部導体はつなぎ目継ぎ目の無い金属管が望ましいのですが、曲げにくくなってしまうので、一般の同軸ケーブルには、曲げやすい編み銅線を使用しています。編み銅線は漏洩特性が金属管に比べて劣化するので、編み銅線を二重構造にしたり、絶縁体の上にアルミ箔・銅箔を巻いて漏洩特性を良くしているケーブルもあります。

同軸コネクタ(coaxial connector)とは同軸ケーブルと装置(電気器具)を接続するための部品です。
高周波(RF)製品に使用されます。
コネクタの形状は国際規格で決まっており、同じ種類のコネクタであれば異なるメーカーでも接続できます。
基本的に接続部は、オスとメスの形状になっており、それぞれの名称をプラグ(オス)、ジャック(メス)と呼びます。

同軸コネクタ 詳細ページへ

同軸ケーブルに同軸コネクタを取り付けることで、高周波の電気信号を伝送することが可能になります。
取付時には、以下が接している必要があります。
  「同軸ケーブルの内部導体」と「同軸コネクタの中心コンタクト」
  「同軸ケーブルの外部導体」と「同軸コネクタの本体」

コネクタ篏合時の電気信号の流れ
コネクタ付きケーブル

シールド線と異なり特性インピーダンスと減衰量が保証され、使用周波数特性は一般的に1MHz~2GHz。
耐久性に優れ、設置が簡単で、長距離にわたって信号を伝送できるよう設計されており、
ネットワーク機器、電子計測器、放送・映像の配信、移動体通信基地局など、
主に高周波信号の伝送用ケーブルとして、多岐にわたって使用されています。

同軸ケーブルは用途に応じて、様々な種類があります。以下に、代表的なものを列挙します。

■JIS規格
日本産業規格のケーブル。頭の数字が上がると太くなり、「D:50Ω」「C:75Ω」とインピーダンスを表す。

■MIL規格
米軍調達物資規格のケーブル。「RG」から始まり、ミルスペックとも呼ばれる。

■銅コルゲートケーブル
内部導体を高発泡ポリエチレンで絶縁し、外部導体はリング状波付銅管を使用した同軸ケーブル。
通常の編組と比べ、遮蔽性が高くシールド効果が抜群のため、携帯電話基地局、高度道路交通システム等のインフラで用いられることが多い。

■セミフレキシブル
形状記憶型。ある程度の屈曲は可能だが、遮蔽性高く、ロス(減衰)の少ない同軸ケーブル。

■セミリジッド
無継目金属チューブを用い、セミフレキシブルよりさらに高い遮蔽性と、少ない減衰を実現した同軸ケーブル。

■細線
UFLに代表される超小型コネクタと取付する極細の同軸ケーブル。

豆知識:同軸ケーブルのインピーダンス

同軸ケーブルのインピーダンスは、交流に対する抵抗のようなもので、50Ωと75Ωが一般的です。
50Ωは主に無線機等の電力の伝送用、75Ωは主にテレビ受像機等の映像・音声信号伝送用となります。
JIS規格の場合、製品名に「D」が付くと50Ω(3D-2V、5D-2Vなど)、「C」が付くと75Ω(3C-2V、5C-2Vなど)の同軸ケーブルとなり、
同軸コネクタもインピーダンスを合わせて整合をとることが好ましいです。

上記2種類が一般的となった背景は、以下の通りです。
 ・ケーブル絶縁体には当初空気が用いられ、最適な(損失が少ない)導体径比(外部導体内径/内部導体外径)にすると約75Ωとなったため
 ・ケーブル絶縁体にポリエチレンが主に用いられてからは、導体径比を最適にすると約50Ωとなったため。

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