トライアキシャル TRB、三重同軸コネクタ

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TRBコネクタは、三重同軸ケーブルとも呼ばれるトライアキシャル・ケーブル用のコネクタです。微小電流測定機器・精密計測機器のノイズ対策として使用されています。低レベル信号接続や平衡線用途に使用できます。結合が簡単なバイオネットロック方式ですが、BNCコネクタとは結合出来ません。インピーダンスは不整合です。

トライアキシャル・ケーブルは、三重同軸ケーブルとも呼ばれ、通常の同軸ケーブルより一重多いです。

通常の同軸ケーブルは、内部導体と外部導体の間に絶縁体があることにより、電磁ノイズが漏れるのを防いでいます。
しかし、微小電流を測定する際は絶縁体を隔てていても漏れてしまうわずかな電流が、測定値に大きな誤差を生じさせてしまいます。

そこで必要となってくるのが、トライアキシャル・三重同軸ケーブルです。トライアキシャル・三重同軸ケーブルは、絶縁体と外部導体の間に、さらに中間導体・内部被覆の層があります。
これにより、微小電流測定時の測定誤差を回避することが出来ています。

トライアキシャル TRBコネクタは、結合が簡単なバイオネットロック方式（バヨネット、バイヨネットなどとも呼ばれます）を採用しており、嵌合部がBNCと似てます。



しかし、BNCコネクタとは嵌合出来ません。
トライアキシャル・ケーブルに合わせて内部構造が異なっているだけでなく、結合するためのスタッド（突起）の数も違います。
BNCコネクタはスタッド2点で結合するのに対し、トライアキシャルTRBコネクタは3点でバイオネットロック結合する方式となっております。

三重同軸ケーブルとも呼ばれるトライアキシャル・ケーブルへ対応しており、微小電流測定時のノイズ対策に適しています。

BNCコネクタはインピーダンス50Ω75Ωの2種類がありますが、トライアキシャル TRBコネクタはインピーダンス不整合の製品となっております。
そのため、高い周波数帯での使用は出来ません。

BNCと同じくバイオネットロック方式です。スタッド（突起）3点により、より確実な結合を実現しております。

微小電流測定機器、精密計測機器など

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