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目次
- アッテネーター(減衰器)とは?(基本原理・用途・種類)
- アッテネーターの選び方(減衰量・インピーダンス・接続方法)
- 固定減衰器(アッテネーター)の特長
- N 固定減衰器(アッテネーター)
- S 固定減衰器(アッテネーター)
- SMA 固定減衰器(アッテネーター)
- BNC 固定減衰器(アッテネーター)
- TNC 固定減衰器(アッテネーター)
- 固定減衰器(アッテネーター)のよくある質問(FAQ)
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アッテネーター(減衰器)とは?(基本原理・用途・種類)
【基本原理】
アッテネーター(減衰器)とは、電気信号の強度(振幅)を減衰させるための電子部品です。
高周波回路や通信機器などで使用され、信号の制御やノイズ抑制を目的とします。
減衰量はデシベル(dB)で表され、1dB・3dB・6dB・10dB・20dB・30dB などの種類があります。
【用途】
アッテネーターは、以下のような用途で使用されます。
・無線通信(5G・Wi-Fi・RF回路)
・測定機器(オシロスコープ・スペクトラムアナライザ)
・映像・放送機器(映像信号のレベル調整)
・高周波回路(信号レベルの最適化)
【種類】(接続方式・構造)
アッテネーターは、用途や接続方式によって分類されます。
①接続方式別
・同軸アッテネーター(N型・BNC型・SMA型など)
・表面実装アッテネーター(SMD)
・可変アッテネーター(減衰量を調整可能)
②減衰方式別
・固定減衰器(一定の減衰量で使用)
・可変減衰器(減衰量を自由に調整)
・プログラマブルアッテネーター(外部制御で減衰量を変更)
トーコネ製品のラインナップは、同軸アッテネーターの固定減衰器が対象となります。
アッテネーターの選び方(減衰量・インピーダンス・接続方法)
アッテネーターを選ぶ際には、以下のポイントを考慮します。
【減衰量(dB)】
用途に応じて適切な減衰量を選びます。
・低減衰(1dB・3dB・6dB):微調整が必要な場合
・中減衰(10dB・20dB):一般的な信号レベル調整
・高減衰(30dB・40dB以上):強い信号を大幅に減衰する場合
【インピーダンス(Ω)】
アッテネーターには、50Ω と 75Ω の2種類があり、用途に応じて適切なものを選びます。
・50Ω:無線通信・測定機器用
・75Ω:映像伝送用
【接続方式(コネクタの種類)】
使用する機器に応じて、適切なコネクタ形状を選びます。
・N型:高出力・高耐久用途
・S型:NTT規格
・SMA型:高周波用途
・BNC型:測定機器・映像機器
・TNC型:ネジ固定式で耐振動性に優れる
固定減衰器(アッテネーター)の特長
トーコネ製品のラインナップは、同軸アッテネーターの固定減衰器が対象となります。
【固定減衰器とは?】
固定減衰器は、一定の減衰量を持つアッテネーターで、特定の周波数帯域で安定した信号減衰が可能です。
主に、高周波測定機器・無線通信・データ伝送などで使用されます。
【固定減衰器のメリット】
・安定した減衰量(精度の高い信号制御が可能)
・小型・軽量設計(RF回路・測定機器に最適)
・高耐久性(長時間の使用に耐える設計)
・即納可能(標準減衰量モデルは在庫対応)
【同軸固定減衰器の用途】
・無線通信(RF回路・Wi-Fi・5G)
・計測機器(オシロスコープ・スペクトラムアナライザ)
・放送機器(映像信号の調整)
Nコネクタ 固定減衰器(アッテネーター)
Sコネクタ 固定減衰器(アッテネーター)※NTT認証構成品
SMAコネクタ 固定減衰器(アッテネーター)
BNCコネクタ 固定減衰器(アッテネーター)
TNCコネクタ 固定減衰器(アッテネーター)
固定減衰器(アッテネーター)のよくある質問(FAQ)
Q
アッテネーター(減衰器)とは何ですか?
A
アッテネーター(減衰器)は、高周波信号の強度を制御するための電子部品です。
通信機器、測定機器、放送機器などに使用され、信号のレベル調整やノイズ低減の役割を果たします。
Q
アッテネーターの50Ωと75Ωの違いは何ですか?
A
インピーダンス(Ω)が異なると、適用する回路や機器も変わります。
・50Ωアッテネーター:無線通信・RF回路・測定機器向け
・75Ωアッテネーター:映像信号・放送機器向け
使用する機器のインピーダンスに合わせて選定する必要があります。
Q
アッテネーターの減衰量はどのように選べばいいですか?
A
減衰量(dB)は、用途に応じて選びます
・1dB~6dB:微調整が必要な場合
・10dB~20dB:一般的な信号レベル調整
・30dB以上:大幅な信号減衰が必要な場合
減衰量が過大だと信号が弱すぎるため、適切な値を選定することが重要です。
Q
可変アッテネーターと固定アッテネーターの違いは?
A
アッテネーターには以下の2種類があります。
・固定アッテネーター:一定の減衰量を持ち、安定した減衰特性を提供(一般的な用途向け)
・可変アッテネーター:減衰量を調整可能で、測定・試験用途で使用
用途に応じて適切なタイプを選びます。トーコネ製は、固定アッテネーターになります。
Q
アッテネーターの許容電力(W)はどのくらいですか?
A
アッテネーターには許容電力(W)の仕様があり、用途に応じて適切なものを選ぶ必要があります。
・0.5W~2W:一般的な低電力用途(小型通信機器・測定機器)
・5W~10W:中出力の無線通信・放送機器向け
・20W以上:高出力RFシステム・産業用機器向け
許容電力を超えて使用すると発熱や損傷の原因になるため、使用環境に適したアッテネーターを選定することが重要です。
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