
同軸ケーブルにコネクタを取り付け、加工品として販売しております
加工済みの在庫品は即出荷可能で、通常納期2週間で1本から受注生産もしております!
在庫しているケーブルは、1週間~1日での特急対応、ケーブルカット売りのご相談もお待ちしてます。
目次
- 資料ダウンロード
- 半田・圧着タイプの
Nコネクタとは - 半田・圧着タイプ
Nケーブルの作り方 - ケーブルカット
- ケーブル剥き
- 中心コンタクトを半田付け
- 補足:中心コンタクトを圧着
- 本体を圧着
- 導通・絶縁抵抗チェック
- Nコネクタ用圧着工具
資料ダウンロード
本ページの内容をPDF資料にしております。お手元で活用したい方は、ご活用ください。
初回のみ会員登録頂く必要がありますので、ご対応ください。
半田・圧着タイプのコネクタとは
※左右にスクロールして表をご覧ください。
コネクタ | ケーブル | 取付方法 |
中心コンタクト | 内部導体(芯線) | 半田 |
本体 | 外部被覆(ジャケット) | 圧着 |
・コネクタが軽量で安価
圧着工具購入してあれば、コストを抑えることが出来ます。
※ラインナップは少ないですが、「圧着・圧着」の製品もあります。
補足として、中心コンタクトの圧着についても後述しております。

半田・圧着タイプ Nケーブルの作り方
半田・圧着タイプ、Nケーブルの作り方を記載します。
工程は製品により異なりますが、代表例としてNP-5Aを基にします。
ケーブル取付図は、全製品HPからダウンロード可能です。
製品詳細より、「ケーブル取付図を見る」をご参照ください。
ケーブルカット
指定された長さで、ケーブルをカットします。その際に注意すべきは、「カット寸法」です。
同じ全長でも、「全長が指定されているポイント」「コネクタの内部寸法」に応じて、ケーブルカットする時の「カット寸法」は異なります。
豆知識:全自動ケーブル切断器
- カッター等を用い、手動で行うことが多いケーブルカットですが、「全自動ケーブル切断器」で行うことも出来ます。
トーコネでは、シュロニガー社「Multi Strip 9480」で、早く正確にケーブルカットを行っております。
後工程の「ケーブル剥き」まで実施することも可能です。
ケーブル剥き
ケーブルに圧着スリーブを通し、絶縁体・外部導体(編組)・外部被覆(シース)を、ケーブル取付図で指定された通りにカットします。
剥き方として注意するのは、取付仕様書に記載された寸法通りとなっているかです。カッターでカットする場合は、マジックで印をつけることもあります。
豆知識:ケーブルストリップ(剥き)装置
- ケーブルストリップ(剥き)は、カッター等で行うことが多いです。施工現場では、持ち運びしやすい、簡易なストリッパも重宝されます。
トーコネでは、シュロニガー社「Coax Strip 5300/Coax Strip 5500」を使用しております。
剥き寸法を登録することで、何度でも同じ寸法でカットが出来て、早く正確なケーブルストリップ(剥き)が行えます。
中心コンタクトを半田付け
中心コンタクトを内部導体(芯線)に装着し、半田付けします。
「半田が盛り上がらないこと」「中心コンタクトと絶縁体の間に隙間が無いこと」「熱により絶縁体が変形しないこと」に注意です。
半田付けには技術が必要で、「半田の乗せすぎ」「温度の高すぎ」「温度の低すぎ」などにより、
中に空気が入って膨らんだ状態や蒸発してざらざらな状態など、「いも半田」と言われる不良が発生します。
トーコネでは、社内で「半田検定」を行っており、熟練の技術者が丁寧に半田付けを行っています。
半田付け後は、ラジオペンチ等でコンタクトを引っ張り(約1kg)、問題無いことの確認もします。
また、専用治具で固定することにより、ぶれずに丁寧な半田付けを行っています。
豆知識:予備半田
- トーコネでは、中心コンタクトの半田付け前に、ケーブルの内部導体(芯線)に対して予備半田を行うことがあります。
必須の工程ではありませんが、太物のケーブルや、内部導体(芯線)が撚線のケーブルなどは、
コンタクトの半田付けだけだと、接続が弱いことがあります。
予備半田を行うことにより、半田が乗りやすくなり、接続強化することが出来ます。
HAKKOの半田槽「FX-300」を活用し、内部導体(芯線)に半田を染み込ませるイメージで予備半田を行います。
補足:中心コンタクトを圧着
NP-5Aの中心コンタクトは、半田ではなく、圧着により取り付けることも可能です。
半田・圧着で取り付ける場合:TA-35で、本体を圧着
圧着・圧着で取り付ける場合:TA-12Sで、コンタクト・本体を圧着
豆知識:クリンプハイト
- コネクタ取付における「クリンプハイト」は、圧着後の「中心コンタクト」「スリーブ」の径(高さ)を指します。
工具の経年劣化や作業のバラつきにより、同じ圧着工具で同じダイヤルを指定しても、
結果としてクリンプハイトが異なってくることがあります。
そのため、トーコネのケーブル取付図では、圧着工具の強度調節ダイヤルの値を指定しておりません。
下図手順で作業頂き、その日の強度調節ダイヤルを決めて頂くのが望ましいです。
本体を圧着
中心コンタクトが定位置に入ると、プチンと音が鳴ります。
圧着スリーブをスライドさせ、外部導体へと被せて圧着工具で圧着します。
TA-35の場合はA部で圧着し、TA-12Sの場合はB部で圧着します。

測定位置でのクリンプハイト基準値に入るように、前述した通りに強度調節ダイヤルを調整してください。


豆知識:圧着用治具の使用
- 太物のケーブルの場合、本体へのスリーブ圧着は、かなりの力が必要になります。
トーコネでは、圧着工具使用時用の専用治具を用意し、作業効率や精度の向上に役立てております。
導通・絶縁抵抗チェック
トーコネのケーブル加工品は、完成後、テスターによる導通・絶縁抵抗チェックを全数行っております。
外観では判断出来ない、内部断線や圧着ミスなどを検出します。
その他、社内規定の検査項目をクリアした製品のみが、出荷へと至ります。
>ケーブルアッセンブリー検査報告書はこちら
Nコネクタ用の圧着工具
圧着タイプのNコネクタは、ケーブル取付時に圧着工具が必要です。
以下、圧着工具毎のN製品一覧になります。
圧着工具 | 圧着工具のリンク | N50Ωコネクタのリンク |
TA-16 | 圧着工具はこちら | 対象コネクタはこちら |
TA-17 | 圧着工具はこちら | 対象コネクタはこちら |
TA-12S | 圧着工具はこちら | 対象コネクタはこちら |
TA-24S | 圧着工具はこちら | 対象コネクタはこちら |
TA-34 | 圧着工具はこちら | 対象コネクタはこちら |
TA-35 | 圧着工具はこちら | 対象コネクタはこちら |
TC-3151D | ー | 対象コネクタはこちら |