1. 同軸コネクタ・ケーブル加工のトーコネ
  2. Nコネクタ付き同軸ケーブルの作り方
  3. 半田・締付タイプ Nケーブルの作り方

半田・締付タイプ Nケーブルの作り方

ケーブル

同軸ケーブルにコネクタを取り付け、加工品として販売しております

加工済みの在庫品は即出荷可能で、通常納期2週間で1本から受注生産もしております!
在庫しているケーブルは、1週間~1日での特急対応、ケーブルカット売りのご相談もお待ちしてます。

本ページの内容をPDF資料にしております。お手元で活用したい方は、ご活用ください。
初回のみ会員登録頂く必要がありますので、ご対応ください。

※左右にスクロールして表をご覧ください。

コネクタ ケーブル 取付方法
中心コンタクト 内部導体(芯線) 半田付け
本体 外部被覆(ジャケット) ナット締付


・圧着工具が不要
圧着工具分のコストを抑えることが出来ます。

・ケーブルが抜けづらい
ケーブルが10m以上の場合、特にオススメです。

半田・締付


半田・締付タイプ、Nケーブルの作り方を記載します。
工程は製品により異なりますが、代表例としてNP-5Dを基にします。

ケーブル取付図は、全製品HPからダウンロード可能です。
製品詳細より、「ケーブル取付図を見る」をご参照ください。

指定された長さで、ケーブルをカットします。その際に注意すべきは、「カット寸法」です。

同じ全長でも、「全長が指定されているポイント」「コネクタの内部寸法」に応じて、ケーブルカットする時の「カット寸法」は異なります。
ケーブル全長が短い時や、測定用ケーブルに使用される場合など、シビアなカット寸法が求めれます。
※弊社では、すべて自動計算するようにしております。

カットサイズ

同軸ケーブルへ「締付金具」「ワッシャー」「ガスケット」の順に通し、ケーブル取付図で指定された通り、外部被覆(ジャケット)をカットします。
剥き方として注意するのは、取付仕様書に記載された寸法通りとなっているかです。カッターでカットする場合は、マジックで印をつけることもあります。

剥き出た外部導体(編組)側からクランプを通し、外部導体をほぐします。ほぐしは、後工程のために必要な作業となります。

外部導体をほぐす

前工程でほぐした外部導体(編組)を折り返しそろえて、ケーブル取付図で指定された通り、絶縁体をカットします。
剥き方として注意するのは、取付仕様書に記載された寸法通りとなっているかです。

折り返したあとの外部導体は、クランプより少し短い程度を目安に、ニッパーで揃えてカットします。
短すぎるとケーブルが抜けやすくなり、長すぎるとシェルが入りきらずに中心コンタクトが下がってしまいます。

外部導体を折り返してカット

ケーブル絶縁体にブッシングを装着したら、中心コンタクトを内部導体(芯線)に装着し、半田付けします。
「半田が盛り上がらないこと」「中心コンタクトと絶縁体の間に隙間が無いこと」「熱により絶縁体が変形しないこと」に注意です。
その後、絶縁体を装着し、プチンと定位置入ったことを確認してください。

中心コンタクトを半田付け

半田付けには技術が必要で、「半田の乗せすぎ」「温度の高すぎ」「温度の低すぎ」などにより、
中に空気が入って膨らんだ状態や蒸発してざらざらな状態など、「いも半田」と言われる不良が発生します。



トーコネでは、社内で「半田検定」を行っており、熟練の技術者が丁寧に半田付けを行っています。
半田付け後は、ラジオペンチ等でコンタクトを引っ張り(約1kg)、問題無いことの確認もします。

また、専用治具で固定することにより、ぶれずに丁寧な半田付けを行っています。

シェルを装着し、締付金具を上げてきます。スパナ/ナットで締め付けると完成です。

スパナ/ナットを回していると、中のガスケットがキュッと締まる音が出ます。そちらが完了のサインとなります。
完了が分かりづらく、トルク指定が必要な場合は、お問い合わせください。

シェル装着

トーコネでは、専用治具で固定することで、締め付けしやすくしております。

トーコネのケーブル加工品は、完成後、テスターによる導通・絶縁抵抗チェックを全数行っております。
外観では判断出来ない、内部断線や半田ミスなどを検出します。

導通検査


その他、社内規定の検査項目をクリアした製品のみが、出荷へと至ります。

>ケーブルアッセンブリー検査報告書はこちら

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