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目次
- 光ファイバーケーブルとは
- コネクタの種類から選ぶ
- ケーブルの種類から選ぶ
- 光コネクタ種類について
- 光ファイバーケーブル種類、芯数について
- 光ファイバー種類 モード(シングル/マルチ)について
- 光ファイバーケーブルのよくある質問(FAQ)
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※カタログPDFの情報が最新化されておりません。最新情報は、HP上よりご確認ください。
光ファイバーケーブルとは
光ファイバーケーブルは、光信号を伝送するための通信ケーブルです。
光信号は、電気信号より高速・長距離伝送に優れております。
トーコネでは、光ファイバーケーブルに対し、片端または両端に光ファイバーコネクタを取り付けた製品を販売しております。
光ケーブル、光パッチコードなどと呼ばれることもあります。
製品パターンが多くありますので、以下を指定していただきながら、製品を選択頂きます。
「光コネクタの種類」
「光ケーブルの種類/芯数/モード」
光コネクタの種類から選ぶ
光コネクタを選択頂き、画像リンク先より、以下の組み合わせを選択ください。
ケーブル種類:単芯(1芯)、2芯メガネ、4芯FO、コード集合型2/4芯、平型(V溝付)2芯
モード:シングル(SM)、マルチ(OM1~5)
反対側:SC、LC、ST、FC、MU、SMA905、OPEN
光アダプター
光ファイバーケーブルに光コネクタを取り付けた形以外にも、光ケーブル同士を変換させる光アダプターもございます。
光ファイバーケーブルの種類から選ぶ
光ファイバーケーブルを選択頂き、画像リンク先より、以下の組み合わせを選択ください。
モード:シングル(SM)、マルチ(OM1~5)
片端:SC、LC、ST、FC、MU、SMA905
片端:SC、LC、ST、FC、MU、SMA905、OPEN
光コネクタ種類について
光コネクタは、光ファイバケーブルコネクタ、ファイバーコネクタとも呼ばれます。
ご使用の機器に合わせて、光コネクタを選択頂きます。
SCコネクタ
SCコネクタは、光通信で最も一般的に使用される角型コネクタです。プッシュプル方式により扱いやすく、LAN配線・通信装置・光回線工事など幅広い分野で標準的に採用されています。高い互換性と安定した通信性能を持つ、信頼性の高いコネクタです。
プッシュプル方式で簡単に着脱可能。
2.5mmセラミックフェルールを採用し、低損失で安定した光伝送を実現します。
■特徴・メリット
世界中で最も普及している光コネクタ
互換性が高く扱いやすい
安定した信号品質で反射損失が少ない

LCコネクタ
LCコネクタは、SCの半分サイズに設計された小型光コネクタで、高密度装置やデータセンターで主流となっています。小型ながら接続性能はSCと同等で、限られたスペースで多数のポートを実装したい場面に適しています。
1.25mmフェルール採用のプッシュプル方式。
小型ボディにより高密度パッチパネルや通信装置に対応します。
■特徴・メリット
小型・省スペースで高密度実装に最適
損失特性はSCと同等で高信頼
データセンターなど最新設備で標準的

STコネクタ
STコネクタは、金属ボディとバヨネット式ロック構造を持つ丸型光コネクタです。振動に強く、実験設備・産業装置・古い通信設備など、安定した固定が必要な場面で使用され続けています。
バヨネット式ロックで固定する差し込み方式。
2.5mmフェルールを採用し、信頼性の高い光伝送に対応します。
■特徴・メリット
振動・衝撃に強い固定形式
屋外・産業設備での採用実績が多い
レガシー設備との互換性が高い

FCコネクタ
FCコネクタは、ねじ込み式ロックにより高い固定力を持つ光コネクタです。長距離通信や重要回線など、高安定性が求められる場面で利用されます。
ねじ込みロックでガタつきを防止。
2.5mmフェルールにより高精度な芯合わせが可能です。
■特徴・メリット
外れにくい高固定タイプ
長距離通信・幹線設備向け
温度や振動の影響を受けにくい

MUコネクタ
MUコネクタは、小型1.25mmフェルールを採用した超小型光コネクタで、国内光通信装置・加入者端末などで利用されています。限られたスペースに多数の接続を求める環境に適します。
小型1.25mmフェルールを採用。
プッシュプル式で簡易接続が可能です。
■特徴・メリット
LC同等の小型規格で高密度化に有利
国内通信装置で幅広く採用
多芯・小型装置への実装に適した構造

SMA905コネクタ
SMA905コネクタは、レーザー光・大径ファイバー伝送に使用される金属製光コネクタで、通信用途よりも産業・医療・研究分野で多く採用されています。
金属ねじ込み構造を採用。
大口径ファイバーに対応し高耐久性を確保します。
■特徴・メリット
大出力レーザー伝送に適した構造
工業・医療・研究用途で一般的
高耐久・高信頼性の金属ボディ

OPEN
片端のみに光ファイバーコネクタを付けたパッチコードは、光ファイバーピグテール(ピッグテール)とも呼ばれ、
コネクタによる接続ではなく、融着接続用として使用されることが多いです。
豆知識:コネクタのフェルール研磨について
- コネクタのフェルール研磨の方法は、フェルールを球面に研磨したものを採用しております。
反射、接続損失が少なく安定した接続が可能。更に特殊研磨をすることで更に低反射が可能となります。
標準仕様としては、シングルモードではUPC(Ultra Physical Contact)研磨、マルチモードではPC研磨を採用しております。
光ファイバーケーブル種類、芯数について
単芯(1芯) 光ファイバーケーブル
単芯(1芯)タイプは、最もポピュラーな光ファイバーケーブルです。
シンプレクス(Simplex)通信とも呼ばれる単芯タイプはファイバーが1本で、1方向のデータ転送をします。
トラフィックやパケットの送信、データセンターや管理室への送信などといった単方向通信に向いており、
安価で高速な通信を提供します。
単芯(1芯) 光ファイバーケーブルの仕様書はこちら
※仕様書は2芯メガネと共用

2芯メガネ 光ファイバーケーブル
2芯タイプは、2本の光ファイバーケーブルがまとめられ、コネクタが2つ取り付けられているタイプです。
2本をまとめたことで、まるでメガネのような形をしているため、メガネコードとも呼ばれています。
デュプレックス(Duplex)通信とも呼ばれる2芯タイプはファイバーが2本で、双方向のデータ転送をします。
サーバー・スイッチングハブ・データセンター間の通信やり取りなど、双方向通信に最適です。
長尺の場合は、現場取り付けが困難となるため、「コード集合型」を重宝いただいてます。
2芯メガネ 光ファイバーケーブルの仕様書はこちら
※仕様書は単芯(1芯)と共用

4芯FO(Fan-out) 光ファイバーケーブル
Fan-outは、1本の多芯ケーブルを、複数本の細いケーブルへ“枝分かれ(Fan=扇形に開く)”させたケーブルをいいます。
4本の光ファイバーケーブルをまとめ、コネクタを4つ取り付けているため4芯タイプと呼ばれています。
片端OPENの場合、テープコードごとに光ファイバー融着接続が可能なため、
4芯一括接続ができて、接続にかかる作業時間を大幅に短縮できます。
長尺の場合は、現場取り付けが困難となるため、後述の「コード集合型」を重宝いただいてます。
4芯FO 光ファイバーケーブルの仕様書はこちら
コード集合型 光ファイバーケーブル
コード集合型の光ファイバーケーブルは、中心にテンションメンバが入っているため、長尺での現場施工に重宝いただいてます。
2芯メガネや4芯FOと異なり、それぞれの多芯を介在で一つにまとめてあります。
コード集合型 光ファイバーケーブルの仕様書はこちら
平型(V溝付) 光ファイバーケーブル
平型の光ファイバーケーブルは、中心にテンションメンバが入っているため、長尺での現場施工に重宝いただいてます。
また、2芯の場合は芯線を耐燃シースで包んでおり、左右にV溝引き裂き溝付となっています。
平型(V溝付) 光ファイバーケーブルの仕様書はこちら
豆知識:カタログ外の光ケーブル
カタログ外にはなりますが、単芯/2芯/4芯以外にも、対応可能となっております。
まずは一度、お問い合わせください。
光ファイバー種類 モード(シングル/マルチ)について
光ファイバーは、3層構造(コア/クラッド/コーティング)で構成され、コアの中を光が通ってゆきます。
シングルモードとマルチモードの2種類があり、シングルモードはコアが小さく、マルチモードはコアが大きいです。
シングルモード
シングルモードは、1 度に 1 つの光信号を運ぶため、通信速度が速く、40km以上の長距離用途に適しています。
大容量かつ安定したデータ通信が可能なため、
CATV、キャンパスのバックボーン、テレコミュニケーション、大規模企業など広範囲にわたる長距離、広帯域ネットワークリンクに向いています。
ガラスコアはマルチモードよりはるかに細いです。
マルチモード
マルチモードは、短時間でより多くのデータを送信することができますが、分散率と減衰率が高いので、短距離向けです。
通信速度が遅く、最大距離が短いので、一般的なデータや音声など、低容量で短距離での用途に最適です。
シングルモードより接続が簡単です。
マルチモードは、OM1~5のラインナップを用意しております。
※4芯FO 光ファイバーケーブルは、OM5をラインナップしてません。
※ケーブル外皮の標準色は、SM:黄、OM1:橙、OM2:若草、OM3:アクア、OM4:アクア、OM5:ライムグリーン
光ファイバーケーブルのよくある質問(FAQ)
Q
シングルモードとマルチモード、どう選べばよいですか?
A
一般的に、長距離伝送や屋外接続にはシングルモード(SM)、短距離・屋内用途にはマルチモード(MM)が使われます。伝送距離・装置の対応モードをご確認ください。
Q
SCとLCの違いは何ですか?
A
SCは標準サイズで安定した接続が特長、LCは小型で高密度実装に適しています。
Q
1本からでも購入できますか?
A
はい、当社では1本からの小ロット対応が可能です。最短数日で対応いたします。
Q
長さのカスタマイズは可能ですか?
A
可能です。ご指定の長さでの加工も承っております。お見積りや納期についてはお気軽にお問い合わせください。
Q
両端のコネクタを異なる種類にできますか?
A
はい、SC、LC、ST、FC、MU、SMA905の中から自由にの組み合わせ可能です。片端をOPENにすることも可能です。オンラインでの選択またはお問合せください。
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