
光ファイバーケーブル、1本から出荷可能です。
製品の紹介・購入、在庫確認、各種資料請求など、製品についてなんでもお問い合わせください。
目次
- 光ファイバーケーブルとは
- コネクタの種類から選ぶ
- ケーブルの種類から選ぶ
- 光コネクタ種類 SC/LCコネクタについて
- 光ファイバーケーブル種類 心数について
- 光ファイバー種類 モード(シングル/マルチ)について
- 光ファイバーケーブルのよくある質問(FAQ)
製品リストのダウンロード
光ファイバーケーブルとは
光ファイバーケーブルは、光信号を伝送するための通信ケーブルです。
光信号は、電気信号より高速・長距離伝送にすぎれております。
トーコネでは、光ファイバーケーブルに対し、片端または両端に光ファイバーコネクタを取り付けた、パッチコードとして販売しております。光ケーブルと呼ぶこともあります。
製品パターンが多くありますので、以下を指定して選んでいって頂きます。
「光コネクタの種類」
「光ケーブルの種類 心数/モード」
それぞれについての説明は、ページ後半に記載しております。
光コネクタの種類から選ぶ
一覧
光ファイバーケーブルに取り付けるコネクタを、SCコネクタ/LCコネクタから選んで頂きます。
画像リンク先より、「光ケーブルの種類 心数/モード」をお選びください。
光アダプター
光ファイバーケーブルに光コネクタを取り付けた形以外にも、光ケーブル同士を変換させる光アダプターもございます。
光ファイバーケーブルの種類から選ぶ
一覧
光ファイバーケーブルの種類は、「心数」と「モード」から選んで頂きます。
※リンクより、製品をご選択ください。
心数・モードごとの用途(特長)
心数に応じた用途は、以下の通りです。
単心(1心):機器間の単一接続
2心:双方向通信(送受信)
4心:高密度多芯、バックボーン用
モードに応じた用途は、以下の通りです。
SM シングルモード:長距離、高速。屋外や拠点間接続向け
OM2 マルチモード1G:屋内向け、コスト重視
OM3/OM4 マルチモード10G:高速データセンター向け
光コネクタ種類 SC/LCコネクタについて
光コネクタは、光ファイバケーブルコネクタ、ファイバーコネクタとも呼ばれます。
ご使用の機器に合わせて、SCコネクタかLCコネクタを、選択頂きます。
SCコネクタ
SCコネクタは、光ファイバー用コネクタとして最も広く用いられている角型(スクエア型)コネクタです。1987年にNTTが開発し、現在ではLANや通信機器の標準インターフェースとして世界中で採用されています。
SCは「Subscriber Connector(サブスクライバーコネクタ)」または「Square Connector(スクエアコネクタ)」の略とされています。
■構造・接続方式
プッシュプル方式(押し込み型)を採用しており、ワンタッチでの着脱が可能です。フェルールと呼ばれる端面部分は2.5mm径のセラミック製で、高い耐久性と優れた通信品質を実現します。
■特徴・メリット
- 標準化されており、メーカー間の互換性が高い
- 接続が簡単、誰でも扱いやすい
- 電気信号の損失・反射が少なく、安定性が高い
■主な用途
光通信回線の引き込み工事、ビル・オフィスのLAN配線、テレビ共同受信用配線など幅広く利用されています。SCコネクタは、光コネクタで最も一般的で、LANの世界標準となっています。
標準的な角型で、差し込みやすく脱着も簡単です。
LCコネクタ
LCコネクタは、SCコネクタの約半分の小型サイズで設計された、高密度実装向けの光ファイバーコネクタです。近年、データセンターやネットワーク機器で主流となっています。
LCは「Little Connector(リトルコネクタ)」または「Lucent Connector(ルーセント=開発元メーカー名)」の略とされています。
■構造・接続方式
1.25mm径の小型フェルールを採用。SCと同様プッシュプル方式で、簡単に抜き差しできます。省スペースな設計のため、多芯・高密度のネットワーク機器に適しています。
■特徴・メリット
- 小型軽量で、限られたスペースでも多くのポートを実装可能
- SCと同水準の接続性能と信頼性
- データセンターや通信装置、パッチパネルなどで主流
■主な用途
データセンターの光配線、ネットワーク機器、サーバールーム、省スペースを重視する各種光通信設備
片端のみに光ファイバーコネクタを付けたパッチコードは、光ファイバーピグテール(ピッグテール)とも呼ばれ、
コネクタによる接続ではなく、融着接続用として使用されることが多いです。
豆知識:SC, LCコネクターのフェルール研磨について
- SC, LCコネクターのフェルール研磨の方法は、フェルールを球面に研磨したものを採用しております。
反射、接続損失が少なく安定した接続が可能。更に特殊研磨をすることで更に低反射が可能となります。
本製品は、UPC(Ultra Physical Contact)という、減衰の少ない製法を採用しております。
※PC、SPC研磨と互換性があります。
光ファイバーケーブル種類 心数について
単心(1心)コード
単心(1心)タイプは、最もポピュラーな光ファイバーパッチコードです。
シンプレクス(Simplex)通信とも呼ばれる単心タイプはファイバーが1本で、1方向のデータ転送をします。
トラフィックやパケットの送信、データセンターや管理室への送信などといった単方向通信に向いており、
安価で高速な通信を提供します。
単心(1心)コードの仕様書はこちら
2心メガネコード
2心タイプは、2本の光ファイバーケーブルがまとめられ、コネクタが2つ取り付けられているタイプです。
2本をまとめたことで、まるでメガネのような形をしているため、メガネコードとも呼ばれています。
デュプレックス(Duplex)通信とも呼ばれる2心タイプはファイバーが2本で、双方向のデータ転送をします。
サーバー・スイッチングハブ・データセンター間の通信やり取りなど、双方向通信に最適です。
2心メガネコードの仕様書はこちら

4心テープコード
4心タイプは、片端に4つのコネクタが取り付けられている、ピグテールタイプです。
4本の光ファイバーケーブルをまとめ、コネクタを4つ取り付けているため4心タイプと呼ばれています。
テープコードごとに光ファイバー融着接続が可能なため、4心一括接続ができて、
接続にかかる作業時間を大幅に短縮できます。
4心テープコードの仕様書はこちら
光ファイバー種類 モード(シングル/マルチ)について
光ファイバーは、3層構造(コア/クラッド/コーティング)で構成され、コアの中を光が通ってゆきます。
シングルモードとマルチモードの2種類があり、シングルモードはコア(9μm)が小さく、マルチモードはコア(50μm)が大きいです。
9/125/250μm、50/125/250μmなどとも、表記されます。※画像の赤い線は光の動きを表しています
シングルモード
シングルモードは、1 度に 1 つの光信号を運ぶため、通信速度が速く、40km以上の長距離用途に適しています。
大容量かつ安定したデータ通信が可能なため、
CATV、キャンパスのバックボーン、テレコミュニケーション、大規模企業など広範囲にわたる長距離、広帯域ネットワークリンクに向いています。
ガラスコアはマルチモードよりはるかに細いです。
マルチモード
マルチモードは、短時間でより多くのデータを送信することができますが、分散率と減衰率が高いので、短距離向けです。
通信速度が遅く、最大距離が短いので、一般的なデータや音声など、低容量で短距離での用途に最適です。
シングルモードより接続が簡単です。
マルチモードは、3段階のラインナップを用意しております。
OM2 マルチモード1G
OM3 マルチモード10G
OM4 マルチモード10G+
光ファイバーケーブルのよくある質問(FAQ)
Q
シングルモードとマルチモード、どう選べばよいですか?
A
一般的に、長距離伝送や屋外接続にはシングルモード(SM)、短距離・屋内用途にはマルチモード(MM)が使われます。伝送距離・装置の対応モードをご確認ください。
Q
SCとLCの違いは何ですか?
A
SCは標準サイズで安定した接続が特長、LCは小型で高密度実装に適しています。
Q
1本からでも購入できますか?
A
はい、当社では1本からの小ロット対応が可能です。最短数日で対応いたします。
Q
長さのカスタマイズは可能ですか?
A
可能です。標準長のほか、ご指定の長さでの特注加工も承っております。お見積りや納期についてはお気軽にお問い合わせください。
Q
両端のコネクタを異なる種類にできますか?
A
はい、片側SC・片側LCなど異種コネクタの組み合わせも対応可能です。オンラインでの選択またはお問合せください。
各種お問い合わせ
「会員登録」頂くと、カタログ・CADデータをはじめ、各種資料がダウンロードできます。
製品の仕様・単価・在庫状況などは、「見積依頼」よりお問い合わせください。
量産前の試作検討には、「サンプル請求」をご好評いただいております。
その他、不明点などございましたら、「よくある質問」を随時更新しておりますので、ご参照ください。